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「これが佐藤愛子だ1」佐藤愛子

これが佐藤愛子だ1

自己主張の強烈なタイトルに思わず買ってしまった。サブタイトルには「自讃ユーモアエッセイ集」とある。

この著者の本を読んだのは初めてだが、略歴によると、昭和23年生まれで、直木賞、女流文学賞、菊池寛賞と過去に受賞してきた大御所女性作家らしい。

本書は昭和43~48年に書かれたエッセイをまとめたものである。
ということで、もう40年前なのだが、全く古臭くない。どころか、言葉の切れ味が全くもって爽快。

多くは男について書いたものである。と言っても恋愛というよりは、もっとサバサバと男の生態を描いたような、そんな感じ。「女性の社会進出」なんて言葉が近頃ささやかれているが、40年前の女性が既にここまで進歩的というのは目からウロコと言うか、新鮮な驚きだ。

特に面白かったのは、「第三章 愛子の小さな冒険」の章。
この章は大きく二つに分けられる。
一つは、「公園の草むらで行為にふけるカップルを覘く人たちをさらに覘く」試み。なんでも、この場合覘く側は犯罪ではないらしい。行為に及んでいるカップルのほうがむしろ犯罪であるため。
そしてもう一つは、「オバケ屋敷で、脅かす側に回る」。なんとも面白い企画満載である。

そして最終章に至っては、豪快な下ネタ(?)のオンパレードで・・・。

最近になって女性が変わったみたいな言われ方がすることが多いように感じるが、いやはや、いつの時代も強い女性は強いのです。時代を越えて、オススメ。


これが佐藤愛子だ1/佐藤愛子/集英社文庫
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