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「ふつうの学校 稲妻先生颯爽登場!!の巻」蘇部健一

ふつうの学校

「六枚のとんかつ」でお馴染み、通称バカミス(バカミステリー)の旗手、蘇部健一による児童向け(講談社青い鳥文庫)ミステリ。児童向けという言葉を舐める勿れ、オトナでも存分に楽しめる。

小学4年生の外池明君が主人公で、サブタイトルにもある「稲妻先生」を巻き込んでの(巻き込まれての)ドタバタ学園生活の中での謎を解くミステリ。ミステリといっても殺人が起こるわけではなく、日常生活の中での謎を解き明かす。

ミステリとしての面白さもさることながら、稲妻先生のキャラが強烈!
まず出会いがすごい。明君がレンタルビデオ店に行くと、なにやらレジで怒っている男性がいる。これが後に稲妻先生と分かるのだが、怒っている理由がすごい。「アダルトビデオのパッケージに写っている写真が15歳くらいに見えるので借りていったが、再生してみるとどう見ても25歳を越えている!詐欺だ!」と、ロリコン趣味なのもさることながら、そもそもこいつ小学校の先生だろ(笑)、っていう。
この後にもドタバタ展開の目白押しで、笑わせてくれます。

私が小学校を卒業したのはもう20年近く前。
実は当時は全く読書なんてしていなくて、学校の推薦図書なんて堅苦しくてとても好きになれなかった。本ってのはマジメぶってつまらないものだと思ってた。結局本の面白さを知るのは大学に入ってからなのだが、もし当時、こんな毒のある(笑)本に出会えていたら、こんな本があることを知っていたら、ちょっと人生が変わっていたかも知れない。

子供とは言え「清濁併せ呑む」という考えは必要で、清らかな本だけではダメだと思う。たまには濁ったものも適度に取り入れないと。世の中綺麗なものばかりじゃないんだから。

・・・と、推薦するはずが毒だの濁ってるだの散々な言いようですが(笑)、この「ふつうの学校」、本嫌いの子供にも、普段は児童書に目もくれない大人にも、六枚のとんかつファンの方にも、オススメです。きっと楽しめるはず。


ふつうの学校/蘇部健一/講談社青い鳥文庫
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