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「本当はちがうんだ日記」穂村弘

本当はちがうんだ日記

エッセーなのだが、プロフィールに「歌人」とあり、言葉の操り方が一味違う。

最初の一篇「エスプレッソ」を読み終えたとき、その構成の美しさに衝撃を受けた。(これは、読んで頂ければ分かる)

そんな言葉で描かれる風景は何かというと、これが限りなく日常である。
しかも、端的に言うと、冴えない。
冴えない日常である。
ダメな自分が、それでもがんばって生きてて、そのダメっぷりも含め内面をさらけ出す。
なんだか情けなくなる(そして自分と重ねる)話も多いのだが、そこに利いたアクセントが、やはり冒頭の言葉選びである。
ところどころで決める言葉の荒業にうならされる。(が、あくまでダメストーリー)

・・・と考えてみれば、なんだなんだ、ダメ人間どころか、言葉の天才ではないか。
そうして、言葉も凡人な自分を省みて益々情けなくなるのである・・・。


本当はちがうんだ日記/穂村弘/集英社文庫
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