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「誰だってズルしたい!」東海林さだお

誰だってズルしたい!

「バスのブザーを押さないズル」なるほど!

自分の降りる停留所が近づいてきて、ブザーを押さないといけないんだけれど、周りにも何人か降りる人がいるので、自分は押さないで誰かが押すのを待つズル行為。あーこれ経験ありますー。
というかやっぱりみんな同じように思っていたのかっ!誰もが牽制し合っていると思ってたのは気のせいではなかったのだねっ!

そして話題は「なぜ押さないか」の分析に。
「押すとブーッと音が鳴るから恥ずかしい」「あらあの人こんなところで降りるのね、と思われるのが恥ずかしい」など様々な角度から(?)分析がなされている。

個人としてサービスを利用しているのに、どこで何をしようとしているかを周りの人に宣言するのが恥ずかしいってことね。これは、回転寿司での会計時に「○○皿○枚ですーっ」と大声で叫ばれる恥ずかしさに似ているかも知れない。「あら、あのカップル2人とも100円のお皿だけなのね、クスクス」と思われるかと思うと、清水の舞台から飛び降りる気持ちで大トロでも食べておこうかというもの。(・・・ハッ!それを見越した店側の作戦かも知れないっ。)

閑話休題。
バスブザーズル問題に私の意見を追加すると、これには、「押そうとして手を伸ばした瞬間に誰かにブーッて鳴らされてしまう恥ずかしさ」も含められると思う。これは困る。手のやり場がないのだ。
「あらあの人、ブザー押そうとしたのに先に押されちゃってるわ、クスクス」と笑われるかも知れないと察し、咄嗟の判断で、あたかも「私はブザーを押す気なんて元々ありませんでした」といったように、伸ばしかけた手をそのまま自分の頭にやって髪をすいたりする。・・・とこんな行為をしたところで、「あらあの人、ブザー押そうとしたのに先に押されちゃって、それを誤魔化すためにその手で髪をすいてるわ、クスクス」となるのが関の山なのだが。

東海林さだおのエッセイ集であるが、序盤の4篇がタイトルの通り「ズル」を扱ったもの。
ここで扱ったバスブザーズルの他にも、様々な形の、そして小さな(笑)、ズルが出てきます。
いやー、外れないなー、この人のは。


誰だってズルしたい!/東海林さだお/文春文庫
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