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「織田信長に学ぶ」童門冬二

織田信長に学ぶ

タイトルの通り、織田信長にまつわる史実・エピソードから教訓を引き出し、現代に生かそうとするもの。

歴史には明るくないので、今回はかなり我が道を行き、書評と言うより個人的なことを書こうと思う。

社会科、特に歴史という勉強が小さな頃から本当に苦手だった。数字の一桁まで年号を覚えるのだとか、源○○が何種類いるんじゃあっとか、本当に嫌いだった。成績もとても悪かった。

昔のことなんて知らなくても生きていける、などと嘯きつつ時は流れ、そうすると不思議なもので、歴史に妙な嫉妬心というか憧れが芽生えてくるのだ。(歴史に、なのか歴史に詳しい人に、なのか分からないが。)それでも拒否反応があるのは事実なのだが。

勉強するということは本を読むということだ、となんとなく気付いたのは大学を出たあたりだった。本が勉強の全てではないものの、それまでは教室で退屈な授業を聞き、ひたすら宿題の問題を解くことが勉強だと思っていた。だが、世に溢れる膨大な書物を読み、知識を受け入れ、思索を巡らせることこそが勉強なのだ。と感じた。

本を読むのなら、得意かは分からないが、少なくとも好きだ。
・・・ということで、大嫌いな歴史の勉強に、文庫本のフィルタを通して再挑戦しようと思い立った。
そこで選んだのがなぜ織田信長かというと、有名だからだ。私でも知っている。おそらく日本史上で最も有名な人物ではないだろうか。

ということで過去のトラウマを払拭すべく、この本を手にとって見た。

これを読んだことで、昔挫折した日本史の問題が何問解けるようになったのかは分からない。
だが一つ感じたのは、もっと生身の人間の行為として歴史を学べばよかった、ということだ。
当時はどうしても暗記中心で、「○○年:○○の乱」とかそんな記号的な詰め込み方をしていた。これじゃ地獄なのも当たり前だ。でも歴史は入試のために存在したのではなく、全ては人間のしたこと。そこには当時の人々の考えや思いが溢れている。ということに今更ながら気付いた。

もう一度書くが、これを続けることで果たして昔赤点を取ったテスト達にリベンジできるのかは分からない。ひょっとしたらまた返り討ちにあうかも知れない。
でもいいのだ。もう点数など関係ない。別に根を詰めて勉強しなおす必要もなし。こんな風に時々本を通して触れるような形で、歴史とゆるーく付き合っていけたらよいかな、と思う。
こんな気持ちになるとは、人生とは何があるか分からないものだ。そして、だから楽しい。


織田信長に学ぶ/童門冬二/新人物文庫
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