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一ヶ月空いてしまった・・・

一ヶ月更新が空いてしまった・・・。
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「俺俺」星野智幸

俺俺

まずはあらすじから。(Amazonより)

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マクドナルで隣り合わせた男の携帯電話を手に入れてしまった俺は、なりゆきでオレオレ詐欺をしてしまった。そして俺は、気付いたら別の俺になっていた。上司も俺だし母親も俺、俺でない俺、俺ではない俺、俺たち俺俺。俺でありすぎてもう何が何だかわからない。電源オフだ、オフ。壊ちまうす。増殖していく俺に耐えきれず右往左往する俺同士はやがて―。孤独と絶望に満ちたこの時代に、人間が信頼し合うとはどういうことか、読む者に問いかける問題作。
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冒頭のマクドナルドでの描写が面白くてすいすい引き込まれるのに身を任せていると、いつのまにか異次元の世界にいる。
何が起きているのか幻惑させられるかも知れないが、それも含めて楽しんでしまえばよい。

人の気持ちは分からない。
俺(私)だったらこうするのに、相手はなぜこんな行動を取るのだろう。
こんなことは誰もが考えたことがあるはず。
相手も俺(私)だったらどんなに楽だろうか、とも思ったかも知れないが、そんな異世界がここにある。

ところで、アナタの親しい人は、アナタと考えや価値観が似た人だろうか?
私の場合、周囲を見回すと、基本的にはYesである。そうでなければなかなか親密になる機会もないと思うので、まあそれが当たり前かな、と思う。

ただ、と同時に多くの場合、皆それぞれに、自分とは正反対な部分を同時に持っていることに気付く。
そして、それは、とてもワクワクすること。
慎重な人と行動力のある人とか、大雑把な人と細かい人とか、よく喋る人と無口な人とか、そんな組み合わせで惹かれあったり、新たな何かを発見しあったり、補いあったりすることで、人間関係はより深みを増していくんだと思う。
そんなことを考えた。

異世界のファンタジーで頭を引っ掻き回された後に、いろんな「人」がとても愛しくなる、そんな一品。
お勧めです。


俺俺/星野智幸/新潮社
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テーマ : オススメの本の紹介
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「ついった!」川村 和弘,小島 アジコ

ついった!

今や大流行のTwitterの超入門編。
140文字で好きなことをつぶやくだけ、というシンプルなサービスながら使い方は奥が深い。

そんなTwitterの肝と醍醐味を、小島アジコ氏の漫画を楽しみながら抑えていくという逸品。
読み終わる頃にはTwitter世界の地図を一通り網羅できるという出来で、興味はあるけどよくわからなくて始められない、という人にはお勧めだ。

・・・の一方で、Twitterに慣れてから読んでなお楽しい、という側面もあり。
まずは気軽にユーザ登録、というのもこうしたインターネットサービスの醍醐味だったりする。
自力で慣れた後で、こうした漫画を「あー、あるある」なんて言いながら楽しむのもまた一興。
まあ元々ラフな世界だわけだし、どっちからでもよいので気軽に楽しみましょう。


ついった!/川村 和弘,小島 アジコ/エンターブレイン
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「いい加減にしろよ(笑)」日垣隆

いい加減にしろよ(笑)

細木数子から少年法まで、様々なテーマをメッタ切り。

その筆致は鋭いが、ただのスタンドプレーではなく、精緻な調査に裏付けられており読み応えがある。
そして、だからこそ、冒頭に挙げた細木数子のように旬を過ぎてしまった話題でも十二分に楽しめる。

これを読むと、いかに自分がモノを知らないかと言うことを思い知らされる。
マスコミから流れてくる情報なんて、事実のほんの一部を捉えた(いや、一部でさえ正確に捉えられていない場合もある)ものに過ぎないということに。

暗く思い気持ちになるテーマもあるが、著者があとがきで触れているように、(笑)とできる余裕こそが、残された希望。
・・・個人的には最後に出てきた「バカ本鑑定」が救いだった。ここでガハハと笑って、重い気持ちをバサッと切れた。素敵な構成だなあ。
それにしても、あまり大量に本を読むほうではないのに、バカ本のいくつかに「ああ、あれね、読んだ読んだ、分かる!」となっている私はなんなんだ。


いい加減にしろよ(笑)/日垣隆/文春文庫
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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」岩崎夏海

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

今更ながら読了。

正直なところ萌え系イラストに引いてしまって手を出せずにいたのだが、いやー、面白い!
タイトルの通り、高校野球のマネージャーが経営書である「マネジメント」を読む。で、その経営理論を野球部に持ち込んで、弱い野球部を甲子園に連れて行くため頑張る、というもの。
小説の形を取っているが、「マネジメント」からの引用もちょくちょく出てきたりして、ビジネス書と小説の中間、という感じかな。

文章が拙い、という意見はしばしば見かける。確かにそれは否めない。
でも、それを補って余りある魅力がある。試み自体が新鮮で、荒いけれど意欲的なので、読んでて楽しいのだ。
例えばありきたりのコントを上手にやるのを見るより、下手でも斬新な試みのほうが面白かったりするでしょ、そんな感じ。

それに文章は拙いけれど、小説としてつまらないわけではない。
電車の中でボロボロ泣いちまったよ!

また、野球は知らないので、この方法で上手くいくのかどうかは知らない。
しかしここもポイントではない。
大事なのは、「マネジメント」の内容を噛み砕いて、別物であると思われていた分野(高校野球)に当てはめようとする、その姿勢だ。
つまり、たとえ経営の世界でも、現実は教科書の通りにはいかないわけで、応用が求められるわけだ。だから、具体的なケースに頑張って当てはめるという、その思考のプロセスこそが何より大事なのだ。
それを読んだ我々が、この本をそのまま野球に当てはめようとしてどうする。
ということ。

と、素晴らしい本だなーと思いながら読み進めていると、終盤、忘れた頃にまた萌えイラスト。そうだった。
まあ、いいけどさ。やっぱこの絵じゃないとヒットしなかったのかな。
いずれにせよ秀作。ドラッカーとかどうでもよい人も含めて皆読むべし!


もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら/岩崎夏海/ダイヤモンド社
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